リズムに合わせる 〜より大きな挑戦の乗り越え方〜

創作SNSの「note」に、はたらく人を応援する写真とメッセージを記事として投稿しています。
こちらには「note」に投稿した記事の背景やエピソードをエッセイとして綴っていきます。

コムラサキのきれいな紫色の実が音符のように見えて、まるで綺麗なメロディーを奏でているようです。

音でも光でも、自然のエネルギーには波の形があります。

同じように、人間が行動するエネルギーにも、波があるものです。

何かうまくいかない時や調子が合わない時は、この波があっていません。大きなことに取り組んでいるときほど、自分ひとりでできることは少なくなって、周りの調子と合わせていかないといけない。するとこの波の合わなさを感じることがもっと増えていくと思います。人間のすることにはつくづく波があるんですね。

かといって、ただ淡々と、一本調子にことが運ぶのであれば、それは人の行動というより、あらかじめプログラミングされた、コンピューターにやらせる「処理」に過ぎません。挑戦は人間らしい熱のこもった営み、取り組みなのです。理屈があろうとなかろうと、生身の人間の営みだったら波があるのは当然といえるでしょう。

それでは、大きな波にぶち当たったらどうするか。自分ひとりで抗えない波に無理に逆らうのはパワーの浪費であって、なにも嬉しいことはありません。もがけばもがくほど成果から遠ざかる状態です。

だったら逆に、その波にうまく乗っかってしまうことができないか。

100%初めに自分が思った通りにならないかもしれませんが、うまく波に乗ったときには、自分ひとりだけの力以上の、思いもよらなかった何かが生まれるのではないでしょうか。周りの波と折り合いをつけていく、というか、独りよがりの無駄なこだわりを解いてみる。そんな発想の転換イメージです。

チャレンジしているときは、始める前からすべてを見通せているわけではありません。知らないこととか、やって初めて学ばなければならないことが、それまでよりももっともっとたくさん出てくるでしょう。そんななかで揉まれて、自分と周りの折り合いをつけていきながら成果を出していくってことが、あらかじめ予想もしなかった成功につながるのではないかと思うのです。

最悪の事態、さすがにこれはNGというボーダーラインは、あると思いますが、ただそこにさえ至らなければ、あとはどの道でも結果オーライ。多少おおらかな気持ちでいたほうが、メンタル含めて、トータルでプラスになるということではないかと思います。

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